カラコンの違いはメーカーや色だけではありません。似たようなデザインのものもありますが、実は色のつけ方にも違いがあります。カラコンの製法として、「サンドイッチ構造」と「キャストモールド」とに大きく二つに分けることができます。
カラコンのサンドイッチ構造とは
サンドイッチ構造とは、着色部分を上下から二枚のレンズで挟み込みサンドイッチのような状態にする製法です。片方のレンズに色素をプリントしてもう片方のレンズでサンドします。
引用:http://www.yamada-denkiweb.com/
この製法の場合、目に直接着色部分が触れることがないため安全性が高いと言えます。しかし、レンズが厚くなるため、着用するとゴロゴロするなど違和感を感じる方も多いです。
カラコンのキャストモールド製法とは
一方キャストモールド製法とは、レンズの素材と着色料を混ぜてから作る製法です。
引用:http://www.sokucon.jp/
1枚のレンズで作られている為、非常に薄く付け心地が良いことが挙げることができます。1枚のレンズだからと言っても、ポリマー素材が色素に対し壁になっているので、角膜に色素が着色してしまうという恐れは少ないでしょう。
しかし、レンズが薄いので丁寧に扱わなければ、破れやすいというデメリットがあります。レンズが薄い分、酸素の透過性が良いという点では長時間付ける方やカラコンが初めての方にはオススメできます。
どちれにもそれぞれメリット・デメリットがありますが、自分に合ったカラコンを選び、使用方法を守って着用することが大切です。